人生雑論ノート

その日その時なんとなく思ったことを書き散らすだけの、偏屈ド変人の思考垂れ流しブログ。

フリーゲーム『Witch'sHeart(ウィッチズハート)』完結編に向けて その2

 こんばんは。

 フリーゲーム『Witch's Heart(ウィッチズハート)』に関して、色々と考えたことを書いていくコーナーです。

 よろしくお願いいたします。

※ネタバレ配慮なし。プレイしてからお願いします!

※プレイの推奨年齢は15歳以上。

※※最終章を完結編に変更致しました。

 『Witch's Heart(ウィッチズハート)』に関する感想記事はこちらです。

zaturon.hatenablog.jp

 では、始めさせていただきます。

 

 『Witch's Heart(ウィッチズハート)』をプレイした方は、誰が一番「謎」だとお考えだろうか。

 私は主人公クレア=エルフォードが『Witch's Heart(ウィッチズハート)』において最も謎に包まれた「人間」ではないかと考えている。

 「は?」となる方も多いと思われるが、クレアの過去は実はあまり作中で語られていない。「いやそうでもないだろ?」と思う方もおられるだろうが、逆に「クレアの過去はそれなりに語られている」とお考えの方は、どうして自分がそう思うか、少々考えてみていただきたい。

 クレアの過去が、クレアの過去として語られたことはあっただろうか? クレア自身は過去の記憶がなく、思い出すことはほぼ不可能である。彼女の過去は、どこで語られただろうか?

 他の「人間」の過去が詳しく語られたのは、ボーナスステージである。それぞれの過去を欠片を通してクレアが観る、という構成になっている。その中で、シリウスの過去にはクレアも登場する。そこでのシリウスの記憶を通して、クレア、さらにノエルについてもそれなりに知ることができる。しかしあの記憶はあくまでもシリウスに関するものである。

 また、それぞれの物語の終わりを迎えた後、クレアに関する回想のようなものを観ることができる。さらにシャルロットの過去にて、クレアの母フィオナについて知ることができるし、フィオナに望まれて生まれてきていることなどもしっかり描写されている。だが、父親の存在自体は示されているにもかかわらず、父親自身についてはほぼ描写されていないなど、色々と隠されていることも多い。

 フィオナは「心臓契約者」であり、担当悪魔はシャルロットだった。当然、シャルロットは生まれたクレアをずっと見ていただろう。しかし、クレアが生まれてから、シリウスの記憶にて彼に発見されるまで、どのように生きてきたのかは語られない。

 さて、クレアは拾われた後の自分の過去を人に話しはするが、具体的にどう生きてきたのかは示されない。館から消えた後どうなったかに関して、「何処ぞの誰に拾われた」と言ったのは「悪魔」ルージュである。

 館から消えた後、ノエルを追いかけ、悪魔から妨害を受け、崖から落ちたわけであるが、そこからルージュの「拾われた」という言葉まで一気に飛ぶ。回想によると、ノエルの眼前で重傷を負ったことになるが、その時ノエルがどのように行動したのか、あるいはできなかったのかもよく分からない。怪我の手当て程度はしたのだろうか。ルージュが話をしているときのクレアの絵は、とても元気そうであった。案外、大した高さではなかったということだろうか。

 ちなみにこの回想の疑問なのだが、根本的にどうすればあの状況になるのだろうか? ノエルは館から出られなくなったのではなかったか? なぜ館の外にいて、追いかける際に悪魔から妨害されるのか。あの場面、ゲームオーバーにもなりうるのである。

 ボーナスステージにて各キャラクターの過去はそれなりに語られた。ヘイターたちの過去も地獄の小屋で観ることができる。しかし何度も書くが、クレア自身の過去は、はっきりと示されていないように思える。

 シリーズ最初のオープニング画面におけるクレアについての謎もある。「聞いてください」と言った彼女の真意が分かるのは何時だろうか。『Witch's Heart(ウィッチズハート)』において、一番の謎はやはりクレア=エルフォードではないだろうか。

 さて、『Witch's Heart(ウィッチズハート)』は「魔女の心の物語」であるのだが、クレアも「心臓契約者」であり、「魔女の心」を持っている。一連の物語において、クレアの「魔女の心」はどうなったのだろうか。ウィラルドに殺された場合、彼に使用されることになる。しかしアーシェが殺した場合、「魔女の心」は使用されず残るのである。その使用されなかった「魔女の心」はどうなっているのだろうか?

 繰り返すたびに、ノエルが使用しているドロシーの「魔女の心」は元に戻っている。クレアの「魔女の心」も同様だろうと推測する。ウィラルドに使用されている場合は、使用された状態から、使用前に戻ることになる。しかし、誰にも使用されなかった魔女の心は、どうなるのだろうか?

 シリウスが死亡するたびに登場する「赤い砂」と、もしかしたら関係があるかもしれない。「魔女の心」は赤く、「赤い砂」も文字通りである。あの「赤い砂」自体、何の意味があるのか、まったく分かっていないのだが。

 また、周回機能から外れている「シャルロットに追いかけられる」イベントだが、シャルロットに追いつかれた場合、何かをはさみで切る音が聞こえる。クレアの「魔女の心」を、シャルロットが回収している可能性はないだろうか?

 シャルロットはあのイベント時に「先輩より先に会えた」と言っている。クレアの担当悪魔であるジゼルより先に会いたがっていたらしいが、その際問答無用で追いかけてくるのである。この時の正確な死亡回数は不明。プレイヤーによっては死亡することなく終えることも出来るイベントである。私はしっかり死んでいる。

  さて、この「シャルロットに追いかけられ」殺された回数は、ボーナスステージの死亡回数表に反映されているのだろうか? 結局クレアはあの時、シャルロットに何度殺されたのだろうか? その時のクレアの「魔女の心」はどうなったのだろうか?

 ドロシーの「魔女の心」、フィオナの「魔女の心」については語られているにもかかわらず、クレアの「魔女の心」については「物語」内で一切触れられていない。触れられていないからこそ、何かありそうな気がする。ほんの些細なことではあるが、どうお考えだろうか?

 あくまでも個人的に「どうなんだろう?」と考えたことでしかないが、お楽しみいただければ幸いである。

 

 というわけで、今回はここまでです~。

 お疲れ様でした~。

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