人生雑論ノート

その日その時なんとなく思ったことを書き散らすだけの、偏屈ド変人の思考垂れ流しブログ。

フリーゲーム『Witch'sHeart(ウィッチズハート)』完結編に向けて その1

 こんにちは。

 フリーゲーム『Witch's Heart(ウィッチズハート)』に関して、色々と考えたことを書いていくコーナーです。

 よろしくお願いいたします。

※ネタバレ配慮なし。プレイしてからお願いします!

※プレイの推奨年齢は15歳以上。

※※最終章を完結編に変更致しました。

  過去に書かせていただきました『Witch's Heart(ウィッチズハート)』に関する感想記事はこちらです。

zaturon.hatenablog.jp

 『Witch's Heart(ウィッチズハート)-Bonus Stage』。ここから各ENDへ向かってゆくことになるわけですが、その前に色々と「ココは重要ポイントでは?」と思うところをいくつか書いてみようと思います。

 あくまでも個人的な重要ポイントなので、読んだ人によっては

「いや、ここじゃないだろう」

「なんでこれが書いてない?」

 となるかもしれませんが、ご了承願います。

 また、過去記事に書いた内容の繰り返しになっているとも思われますが、改めての確認ということでお願いいたします。

 では、始めさせていただきます。

 

 というわけで書かせていただくのだが、順番に特に意味はないし、内容も個人的なことなので、読んでくださる方はリラックスして読んでいただきたい。

 ではまず、各操作キャラクターたちが共通して持っているアイテムについて、から行ってみよう。

 クレアは各物語がエンディングを迎えると、悪魔たちからライターやステッキを渡される。そして、ステッキとホウキを除き、クレア以外のキャラクターも使用可能である。しかも、クレアがそれを渡されて以降に各々使えるようになる。

 各自、何の疑問もなくそれらを使っている。ボーナスステージにて使用可能になるシャボン玉も、何の説明もないはずなのに当たり前のように使用している。

 さて、これはどういうことであろうか? 『Witch's Heart(ウィッチズハート)』はとある館の中で繰り広げられる物語である。回想などで屋敷以外の場所の描写もされることがあるが、基本的に屋敷の中がメインである。その中で延々と繰り返し続けている。

 繰り返す際、それぞれの記憶は基本的にリセットされているようである。ノエルを除いて。あと、なぜかクレアは「何度も説明するのは面倒」と言われ、悪魔に関することに関しては繰り返す中で記憶から消えないらしい。

 だが、アーシェとウィラルドは記憶は完全に消えているのか、そもそも最初から無いことになっているのか、繰り返す物語に関する記憶などない。にも拘らず、全員がシャボン玉を普通に使用している。

 というか、クレアも例の部屋の記憶などなかろうに、受け取った道具を何の疑問もなく使用している。

 彼らは一体それら道具に関する記憶を、どう処理しているのか。あるいは、どう処理されているのだろうか。

 さて、『Witch's Heart(ウィッチズハート)』は「メタ表現」がかなりのキーワードになっている物語である。悪魔たちはノエルの意思によって時間が戻る屋敷で何度も行われる惨劇を楽しんでいる。それを、彼女たちは「物語」と呼ぶ。

 その物語において、クレアが死亡するたびに悪魔たちはクレアに道具を渡し、さらに「ステータス強化」も施してくれる。必要なものも売ってくれる。そして、死亡したクレアはそれらを特に疑問に思うでもなく、当たり前のこととして受け入れている。

 これら道具の受け渡しやステータス強化ができる場所は、悪魔たちが地獄と呼んでいる所である。これはシャルロットやノエルを操作するタイミングで確認できる。

 クレアは、物語にて死亡した後、当たり前のように地獄にいて、当たり前のように悪魔から道具を受け取り、当たり前のように買い物をしたりする。そして、物語の始まりへ自らの意思で赴くのである。

 シリウス編にてノエルが、「何故こんなところに来てしまったんだ」といっているが、少なくともクレアに関しては、あの物語より前に少なくとも2回、地獄に来ていることが確認できていることになる。

 ただの憶測なのだが、シリウス編にてクレアとシリウスが地獄に来ていることについて、少々書かせていただく。過去記事にも書いたことだと思われるが、そもそもの始まりにおいてアーシェに殺されているのは、クレアだけでなく、恐らくシリウスもではないだろうか。ウィラルドはどうあがいても殺されようがなく、ノエルはその時点であの屋敷にはいない。アーシェが手にかけることができるのは、クレアとシリウスの2名である。また、「1回目の記憶」のドロシーの部屋にて、「何者か」の血の跡が確認できる。それは階段に続いていて、そこで刺されたか何かされた後、階段から落とされた可能性がある。

 クレアが既に悪魔化しているのでは? とかつて書いたが、それにシリウスも加わっている可能性はないだろうか? 彼とて、悪魔化する要素は山のように存在する。

 「1回目」において確実に死亡しているクレアと、私個人の考えではあるが死亡していてもおかしくないシリウス、この両名がシリウス編にて地獄に来ているのである。

 さらに言ってしまうと、ノエルが時間を戻すことを繰り返すきっかけとなるアーシェの殺人を「1回目」と表記していることにおいても引っかかりを感じる。この「1回目」とは「死亡1回目」という意味だとは思われる。では、「1回目の記憶」とは「だれ」の記憶なのだろうか? アーシェは「男」と「1回目の記憶」において表記されているため、違う。ノエルも違うだろう。彼は誰が殺したのかを「知らない」はずである。アーシェの行動がしっかり描写されているので、これを見ていた「だれか」だろうか。それは悪魔たちだろうか。

 この「だれか」こそが、この一連の物語の「読者」であり、同時に「作者」の可能性がある。物語は誰かが描かなければ始まらず、物語である以上読み手を必要とする。そして、その読み手は単純に私達「プレイヤー」ではないはずだ。あの世界において必要としている「だれか」であると考える。

 私は過去記事において、クレアこそがそうではないか、ということを書いた。シリウスもその可能性がありはしないだろうか。両者ともか、片方だけか。

 無論、もっと他の誰かの可能性もある。上記のことは私が勝手に言っているだけである。

  

 というところで今回は終わります。

 お疲れ様でした~。

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