人生雑論ノート

その日その時なんとなく思ったことを書き散らすだけの、偏屈ド変人の思考垂れ流しブログ。

フリーゲーム『Witch'sHeart(ウィッチズハート)』完結編に向けて その3

 こんばんは。

 フリーゲーム『Witch's Heart(ウィッチズハート)』に関して、色々と考えたことを書いていくコーナー、3つ目です。

 よろしくお願いいたします。

※ネタバレ配慮なし。プレイしてからお願いします!

※プレイの推奨年齢は15歳以上。

 『Witch's Heart(ウィッチズハート)』に関する感想記事リンク集です。

zaturon.hatenablog.jp

 では、よろしくお願いいたします。

 

 今回は、『魔女のこころ』の絵本について、あれこれ考えてみよう。

 『Witch's Heart(ウィッチズハート)』のオープニングにて、絵本の『魔女のこころ』についての説明がある。この時に紹介される絵本は3つ。

 イルヒ=アルバーン著。

 キャシー=グランディ著。

 ケビン・マルティネス著。

 紹介されるのは3つだが、画面内には4冊の本が描かれている。赤(紫?)、青(水色?)、緑、桃色。色に関しては人によって見え方が違うとは思う。例えば、一番手前は赤に見えたが、紫の可能性もある。この先においては、紫として扱うことにする。ともあれ上記4色である。それぞれの色の本がどの物語に対応しているのかは分からない。表紙のイラストが見えもするが、一番手前の紫に関してはイラストが描かれているのかどうかもはっきりしない。

 さらに1冊、ゲーム内にて紹介される。物語としては最初の方。クレアが「見たことがない」らしい本。

 悪魔ジゼルの紹介するコペペ・ルネッサ著『魔女のこころ』。

 表紙の色は緑(青?)、イラストは恐らく話の中に出てくる村だろう。上記4冊の本のどれとも違う。上記4冊のうちの一つ、緑の表紙の本の色と比べると、青かもしれない。本の表紙は大部分が空のようなので、青と見るのはやはり有りか、否か。

 ともあれ話を進めよう。

 絵本『魔女のこころ』はそれぞれ話の内容が違う。

 イルヒ=アルバーンVer.は、森で迷子になった少女を『魔女』が家まで帰す話。少女の純粋な気持ちが『魔女の心』を動かすシーンが見どころらしい。

 キャシー=グランディVer.は、恋する少女が悪い『魔女』の魔法を使って、恋敵を外国へ追い払ってしまう話。その代償に少女は心を『魔女』に奪われ、感情のない人形になってしまったらしい。『魔女』は「少女の心」の力を得て、己の力を高めたという。クレア曰く「因果応報」。

 ケビン・マルティネスVer.は、クレアが一番好きな話。一人ぼっちで暮らしていた魔女が、森で遭難していた青年を介抱する話。『魔女の心』『青年の心』の変化が見どころのようで、最後二人は離れ離れになってしまうらしい。

 コペペ・ルネッサVer.は、過疎化の進んだ村を栄えさせるために、大量の生贄を『魔女』にささげ、結果有名な心霊スポットとなり、観光客でにぎわった、という話である。クレア曰く、「悪趣味」。ちなみに描かれている生贄の数は5人である。

 さて、ゲーム内における物語において、名前がついているのは「4」つ。

『伝説の秘宝 魔女の心を探せ!』

『美しき花と悪魔の呪い

『知られざる過去 魔女ドロシーの秘密』

『屋敷の謎と幻想世界

 冒頭の絵本4冊と、物語内の1冊、『魔女のこころ』の絵本は合わせて5冊である。内1冊は、話の内容が一切明らかにされていない。だが、それぞれの絵本は主要カラーがはっきりと分けられているようだ。私個人の認識によって歪められてはいるものの、5色で分けられていると考えていいだろう。

 そして、主要人物「5人」もイメージカラーが設定されている。

 クレア=エルフォード、水色(?)。

 アーシェ=ブラッドレイ、緑。

 ウィラルド=アードラー、赤。

 シリウスギブソン、紫。

 ノエル=レヴァイン、青。

  単純に当てはめてみよう。冒頭の4冊うち3冊、緑=アーシェ、桃色(赤)=ウィラルド、紫=シリウス、と考えることはできないだろうか?

 いきなり何? とお考えかもしれないが、5冊の本、5人の主要人物、色分けなどの要素から、考えてみるのもアリでは? と思ったので、せっかくだからやってみた。

 残りの2冊。冒頭の水色、コペペ・ルネッサの青(?)。クレアとノエル。

 個人的には、コペペ・ルネッサVer.『魔女のこころ』に関しては、どっちでもありだと考える。しかしその場合、一切内容が紹介されていない冒頭の水色がどうしようもなくなってしまう。

 今回、あえてコペペ・ルネッサVer.をノエルとしてみよう。

 一応、理由はある。「心霊スポット」「観光客」という要素が出ているが、現在ノエルが存在している「魔女屋敷」はほぼ「心霊スポット」扱いされている。案外、近くの村や町は「観光業」で栄えているかもしれない。「大きな木の下で死んでいた女の子」という部分において、「女の子」をかつて少女の服装をしていたノエルと考えることは一応可能である。大きな木が何を表すのかが分からないが、これは「心霊スポット」という言葉からやはり「魔女屋敷」であるとしてもよいかもしれない。その木で死んでいる人間が5人描かれていたのも興味深い。

 ……上記の理由をクレアに当てはめることは可能であるため、個人的には迷うところなのだが。

 ともあれ次である。

 冒頭の4冊のうち、3つの物語が簡単に説明されている。それを、残りの3名に当てはめてみよう。

 紫、シリウス。イルヒ=アルバーンVer.。実はほかの二人が先に浮かんだのでほぼ消去法になってしまった。迷子の少女を魔女が家まで送り届ける話だが、性別にこだわらずに考えると、少年シリウスと、ドロシーの交流の話、という風に考えることも出来る。彼の場合迷子というよりも、帰る場所自体がなくなってしまい、ドロシーに引き取られたのだが。

 紫の本の表紙のイラストは不明。赤色かもしれないと考えたが、シリウスはワインが好きであるらしいので、そのあたりと絡めて考えてもいいかもしれない。

 緑、アーシェ。キャシー=グランディVer.。冒頭の絵本の説明では恋敵だが、これをそのままでなく多少変えて考えることはできる。アーシェは友人に家族を殺され、結果故郷を去った。その友人も、アーシェを目の前から追い払うことはできたものの、心が死んだも同然の状態だろう。

 緑の絵本の表紙は木に赤い実がなっているようにも見えるが、血かもしれない。

 赤、ウィラルド。ケビン・マルティネスVer.。私は過去記事でウィラルドに関して自分の考えを書いたことがある。

フリーゲーム『Witch's Heart(ウィッチズハート)』感想色々 その弐 - 人生雑論ノート

 こちらの記事では個人名をはっきりと書いていないため、若干分かりにく……くはないと思う。割とモロなのでプレイ済みの人は分かるはず。

 なにが言いたいかというと、ズバリここで書いた予想の内容がケビン・マルティネスVer.なのではないか、ということだったりする。端的に言うと「出会いと別れ」。

 赤(桃色)の表紙の絵は、渦巻き状のナニカと、人の顔。ウィラルドのペンダントと、育ての親かもしれない。

 最後に冒頭の水色、クレア。話の内容が説明されていない、作者も分からない謎の『魔女のこころ』。表紙は家が描かれていて、そこに雪が降っている、といったところか。現時点で作中において、雪の話はなかったはずである。彼女の過去についてもまた作中でほぼ説明されておらず、これらの条件から冒頭の水色がクレアとかかわりがある絵本、と考えることも出来る。

 さて、ここまで書いてみたが「だからどうした」と言われたら、

「なんとなく面白そうだから書いてみたかった」

 がオチである。

 しかし、わざわざゲームの冒頭で『魔女のこころ』紹介がされ、物語内においてさらに1冊出てくる。しっかり本の表紙も描写されている。そもそもゲームのタイトルが『Witch'sHeart(ウィッチズハート)』である。このままこれらの絵本について何もなく終わるとは思えない。とくに、内容が紹介されていない謎の5冊目の本について、このまま何の言及もなく終わるはずもない。

 主要人物は5人。描写された絵本は5冊。タイトルが分かっている「物語」は4つ。

 あと一つ。クレアの物語。彼女の色の欠片が手に入るのは、物語セレクト画面より前に物語を終えた場合である。そもそも物語を選ぶまでに、そこそこの時間を有する。さて、ではそれまでの話は何なのか。物語ではないのか。

 「魔女の心」「悪魔の呪い」「魔女ドロシー」「幻想世界」あと一つ。

 ちなみに完結編の公開順は「魔女ドロシー」「悪魔の呪い」「魔女の心」「幻想世界」である。

 さてはて、なにが待っているのであろうかとワクワクしてこないだろうか?

 

 というところで今回は終わります。

 お疲れ様でした~。

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