人生雑論ノート

その日その時なんとなく思ったことを書き散らすだけの、偏屈ド変人の思考垂れ流しブログ。

ファイナルファンタジー10(FINAL FANTASYⅩ)のチャップ氏をルッツ氏がさそったのはわりとワッカ氏に責任があるかもよ?(と思ったけどどうだろう?)

 おはようございます。あるいはこんばんは、こんにちは。

 今日はFF10でちょっと思ってしまったことを書いてみようと思います。なんでって?いやあ、ちょっと、書きたくなったので。面白いですよね、ファイナルファンタジー10

 安心してください。既プレイですよ。ただプレイしたのかなり昔の上、手元にはもうゲームも攻略本も一切ありませんが。

 思い込みでテキトーに書いていきますのであまり気にせずに気軽にお読みください。

 タイトルの内容「チャップをルッツがさそったのはわりとワッカに責任があるかも」に関して、私個人が思ったことなのであまり気にしないでいただきたいのですが、そもそもルッツがなぜチャップを討伐隊にさそったのかがふと気になりまして。

 ルッツは「自分がさそった」とだけ言いますが、そもそもなぜチャップを討伐隊に勧誘する流れになったのかに関しては何も教えてはくれなかったような記憶があります。(どうだったっけ?)

 で、この話になるのがブリッツボール大会が終わり、一拍おいたくらいのタイミング。それまでにワッカや所属するチーム「ビサイド・オーラカ」のブリッツの実力や意識、姿勢などがかなり丁寧に描写されていますね。少し前までプレイヤーの主目的だったこともあり、ブリッツに関しては意識していなくても色々と覚えている状態です。その上でブリッツに関しては主目的からは外れ、一息ついた状態で討伐隊イベントに突入します。

 ルッツとの会話イベント中に「チャップはブリッツの選手だった」「勝利したら恋人にプロポーズするつもりだった」などが語られますが、この際少し前の主目的だったブリッツボールの話題が出てきます。このあたりで私個人として思ったのが、以下。

「ああ、ビサイド・オーラカにいたら永遠にプロポーズできない可能性あるもんな」

 ビサイド・オーラカの目標は「精一杯がんばる」とか、そんな感じだったと思います。余談ですが、有名なテニスプレイヤーは「勝ち負けは問題ではないと言っている人はすでに負けている」という、かなり厳しい言葉をおっしゃったらしいですね。ビサイド・オーラカの状態はこの言葉にかなり当てはまる状態だったと思われます。ワッカは「勝ち負けはどうでもいい」と言っていましたが、要するに「試合に勝つ気がない」ということでもあります。この状態がチャップがチームに所属していた頃から続いていたのだと考えると、チャップも焦っただろうことは容易に想像できます。実力以上に心構えで「勝つ気がない」チームに所属していたとして、自分はいつ本懐を遂げる事ができるのかと。

 ゲーム本編でプレイヤーはプロ選手ティーダの視点でビサイド・オーラカを見ていくことになります。ティーダがプロとして活躍していることや人気があることは最序盤で描写されますし、わずかとはいえ試合中のムービーでティーダのブリッツ選手としての動きも見ることができます。そんなティーダの視点で描かれるビサイド・オーラカの選手たちは、プレイヤーの目には頼りない感じで表現され、また様々な場面でビサイド・オーラカの厳しい現状が描かれていきます。ゲーム上のライバルとして描かれるルカ・ゴワーズにも散々馬鹿にされています。ルカ・ゴワーズから「今年も精一杯がんばる、か?」と言われますが、「今年も、自分たちは勝つ気がありません、と堂々と言うつもりか?」と言われているともとれます。嫌味を言われている感じで腹が立つとか、傲慢な嫌なやつとしてプレイヤーの目に映るように描写されていますが、少なくとも「下手くそなんだから大会に出てくるな」みたいなことは言ってこなかったような気がします。ルカ・ゴワーズがビサイド・オーラカに対して揶揄するのが「精一杯がんばる」、つまり「勝つつもりがない」ことです。他チームからも言われるほどにビサイド・オーラカの「勝つ意思のなさ」が際立っているとも言える状態でした。

 ブリッツボールは集団競技であるため、一人だけ頑張っても勝つことは難しいです。プレイヤーもルカの大会でビサイド・オーラカの選手を率いて戦うのは難しいと感じるように設定されているように感じました。この状況の中、チャップは必死にブリッツボールに臨んでいたようです。

 さて、ルッツは「自分がチャップを討伐隊にさそった」と言いましたし、ワッカはチャップがなんの前触れもなくいきなり「討伐隊になる」と言い出して驚いたようです。チャップは討伐隊になることをワッカに相談せずに決めたようでしたが、ブリッツで勝つことができないままになりそうだから、とは相談できないだろうなとは思います。

 悩んでいるチャップにルッツが声をかけたのかとも思いましたが、ワッカがチャップの悩んでいる様子に気づいている様子がなかったようなので、チャップのほうがルッツに相談した可能性も出てきました。「このままだとプロポーズできない。ブリッツで勝てる見込みがない。どうしよう」みたいな感じで。内容が内容だけにワッカにも他のビサイド・オーラカの選手にも相談できないし、もちろん恋人に相談するのは論外となります。その中で相談できた相手がルッツだったのかもしれません。

 ビサイド・オーラカの選手たちはゲーム本編の大会で必ず1勝できます。ティーダという優秀な選手の登場、目標が「優勝」になったこと、ユウナがさらわれたことなど、様々な要因によりチーム全体に「勝利への意識」が出ている状態でした。今まで勝てる見込みなど一切ない状態から勝利、決勝でも観客を沸かせるなど、過去の状況とは見違える状態になっていることが描写されており、そもそも最初の1勝はティーダがいない状態でした。当人たちのやる気で勝利をもぎ取ることができた状態だったのですが、これをチャップがいたときに出来ていれば、勝利できなくてもこの「やる気」で試合に臨むことができていれば、チャップは討伐隊にならなかったのではないかと思われます。

 この手のやる気は伝染することが心理学的に説明されていますが、反対に失望、諦めも伝染することがやはり説明されているようです。ティーダは結果的にチーム全体の意識を勝利へ塗り替えることに成功し、チャップはチーム全体の諦めに押しつぶされたのかもしれません。かといって「勝てそうにないから結果は無視してプロポーズしようか」と考える人物でもなかったのでしょう。もちろん、所属チームの変更はそもそも選択肢になかったことでしょう。

 ワッカはチャップが「試合に勝ったらプロポーズする」ことに対して、どのように接していたのでしょうか。それを知っていてなお「精一杯がんばる」の姿勢でブリッツをしていたのか、そうでなくもっと勝利への執念を持って臨んでいたのか。

 もし、ワッカが勝利への執念を前面に押し出すことなくブリッツの試合に臨み続けていたのなら、チャップの「試合に勝ったらプロポーズする」という気持ちを知っていながら、ある意味裏切っていたということにすらなりかねませんが、さて、真実やいかに?

 

 というわけで、今回はこれで終わります。お疲れ様でした。ありがとうございます。