人生雑論ノート

その日その時なんとなく思ったことを書き散らすだけの、偏屈ド変人の思考垂れ流しブログ。

『細胞神曲』におけるとある妄想 その5

 こんばんは。

  

『細胞神曲』の妄想5つ目語っていきたいと思います。

 よろしくお願いします。

※『細胞神曲CoE』至高天一応到達済み、及び『磯井実光の記録』一応ざざっと完走済み。未プレイの方へのネタバレ配慮一切なしです。

  『細胞神曲』他の妄想へのリンクです。

zaturon.hatenablog.jp

 これはただの妄想ですので、用法用量を守って正しくお使いください。

 では、よろしくお願いいたします。

 

 では今回も色々と妄想を語っていきたいと思うが、今回は

「CoE6章にて本棟で暴れまわっていたのはオリジンβ=信濃栄治ではない」

 という仮定をしてみようと思う。

 すでに考えたことがある方にとっては退屈な内容であると思われるのでご注意願いたい。

 さて、「CoE6章にて本棟で暴れまわっていたのはオリジンβ=信濃栄治ではない」ということを妄想してみようということなのだが、まず、何故私は6章の惨劇の始まりの時、「これをやったのはβだ」と思ったのだろうか? と言われれば、答えは単純である。

 阿藤春樹の反応及び、その後の武装員の言葉である。

「あんな殺し方、人間のやることじゃない!
あれはまるで、狂犬が食い荒らした後だ」

 さらにその後で、赤字にて表示される言葉。
「そう、犬が」

 そして武装員が言う。

「これは間違いなくオリジンβの所業では……」

 これらの言葉で私は、「これをやったのはオリジンβか」と考えた。その後、血まみれの信濃栄治を見たり、実際に信濃栄治が6章の終わりにて襲い掛かってくるため、私の考えは「これらは全てオリジンβの仕業」ということで固まった。

 ではここで、あえて一つ疑問を放り込んでみよう。

「地下実験棟で見たクリーチャーが本棟では一切出てこないのはなぜ?」

 実験棟にて、クリーチャーについての説明が書かれたものを見ることができる。そして実際、それらに襲われる。

『Centipede(足)』
『The Back(背中)』
『Head(脳)』
『Circle(円陣)』

 地下ではこれらにさんざん悩まされ、何度も死亡し、

「もうヤダこいつら~!!」

 と半泣きになりながらプレイしたドヘタレプレイヤーの私であるが、本棟ではこれらの姿を一切見ることがないのである。代わりに、今まで見たことがないようなものを多く目にすることになる。

 告解室、聖堂の2階談話室前、倉知輝美を襲っているクリーチャーなど、どれも地下では見たことがない、また説明もないものばかりである。しかも倉知輝美を襲っているクリーチャーは、対クリーチャー弾が効かない。

 磯井麗慈は「進化している」と、倉知の傷が治るどころか悪化する現象を目にして言うが、それは進化ではなく、「βによるクリーチャーではない」ということではないだろうか。もともとそのクリーチャーが有している能力であり、進化したわけではないということではないか。また、対クリーチャー兵器は基となった細胞が別のものである存在には効かない、ということではないだろうか。

 さらに、実験棟はあちこち破壊され、瓦礫の山が出来上がり、大穴が開いている個所もあったが、本棟でそういった箇所がほぼない。プレイヤーがはっきりと確認できるβ襲撃の場面ではかなり派手に破壊されているが、それ以外で破壊されている個所はあまりない。あるにはあるが、βが成したにしてはささやか過ぎる。

 他、実験棟では黒い液体を見ることが多かったように思うが、本棟ではあまり見かけない。一切見かけないわけではないが、実験棟に比べると明らかに少ない気がする。無論、ただの気のせいかもしれない。

 だが、最初に「βが襲った」とされている武装員は、真っ黒な液体は確認できない。その後、再び談話室に向かう際には警備にあたっていた武装員2名も犠牲になるが、この二人は死体が見当たらず、しかし血の跡は真っ赤である。また、倉知輝美を襲っているクリーチャーに襲われたであろう武装員2名も真っ黒な液体は流していないように見える。ちなみに、調理室にいる寺島氏も、真っ赤な血の跡を残して姿を消す。

 ある程度シナリオを進めるとゾンビ(?)が大勢襲い掛かってくるが、その後の戦闘後ではしっかり黒い液体もまき散らされているようなので、黒い液体自体はあるのだろう。プレイヤー目線で黒い液体が確認できない死体もおそらくゾンビ化(?)しているようで、殺されてたいして時間がたっていない死体から黒い液体が確認できないくらいで、気にしすぎなだけなのかもしれない。阿藤春樹が聖堂2階のクリーチャーからカギを手に入れる際に使った手鉤棒には黒い液体がしっかりついたようなので、やはり黒い液体、テロスニウム液はあると確認できる。

 なお、3階奥の牢屋に体の前面部を削がれている死体があるが、あれは黒い液体は流しておらず、しかもクリーチャー化もしない。手ひどい殺され方をしているがそれだけだ。そういう死体もある。

 そう、殺され方を見ても、オリジンβ=信濃栄治がやったとはいえないのでは、と考えるのである。

 実験棟での死体と、本棟の死体にはかなりの差異がないだろうか? 3階の男女に関して、サバイバルナイフで顔を滅多刺しにしたり、顔を削いだりするような殺し方を、オリジンβはするだろうか? 最初に殺された武装員は「狂犬が食い荒らした後」のような殺され方をしており、調べると「肋骨が見えるほどに食い散らかされている」。

 他、「顔面は原形をとどめていない」「首から上が食いちぎられている」「内臓と骨が見えている」「半身が食い千切られたようになっている」などといった殺され方をしているが、実験棟で殺された死体の説明でそのようなものはあっただろうか?

 無論、私の探索は甘いので見逃しているだけの可能性の方が大きい。だが、オリジンβが殺すのならサバイバルナイフで顔面を滅多刺しにするような殺し方はしないだろうし、閉じられていた倉庫ももっと荒れていてもよいはずだ。だが中にいたであろう人間はヒドイ殺され方をしているものの、倉庫自体に何のダメージもない。置いてあるものがもっと破壊されていてもよいのではないだろうか。何処も破壊されていないのに、中では殺戮が繰り広げられている。そう、壁も破壊されていない。オリジンβなら、壁を破壊してくるのではないだろうか。実際、蛇淵陽との戦闘や一定以下のルートでの終盤で磯井麗慈に襲い掛かってくる際、壁や床などを破壊してくる。

 ここで、「磯井麗慈に襲い掛かってきているじゃないか。蛇淵のように敵意を見せていない相手にも」と考えるかもしれないが、磯井麗慈は6章の最後にて、阿藤春樹を気絶させてでも連れ出そうとし、そこで信濃栄治が襲い掛かっている。この時の信濃栄治の行動は阿藤春樹を守るためのものだ。一定以下のルート終盤で磯井麗慈に襲い掛かるのも、同じ理由である。阿藤春樹を守ろうとしているだけだ。一定以下のルートにおいて、磯井麗慈は爆弾を仕掛け、かつ作動させようとした瞬間に襲われる。一定以上のルートでは、爆弾を仕掛けることなく特別棟へ向かう。爆弾を設置して回っているが故に特別棟から脱出し襲い掛かるだけの時間を信濃栄治に与えてしまったということなのかもしれない。

 6章において信濃栄治はあくまでも阿藤春樹を守るために行動しており、それ以外の殺戮はもっと別の存在が成したことではないだろうか。

 とりあえず、「CoE6章にて本棟で暴れまわっていたのはオリジンβ=信濃栄治ではない」という仮定に基づいて、疑問点をいくつか挙げてみた。

 さて、実際のところはどうであろうか? 勿論、最初に書いてある通り、これはただの妄想である。

 

 というわけで、今回はここで終わります。

 お疲れ様でした~。

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