人生雑論ノート

その日その時なんとなく思ったことを書き散らすだけの、偏屈ド変人の思考垂れ流しブログ。

『細胞神曲』におけるとある妄想 その3

 こんばんは。

 『細胞神曲』の妄想3つ目語っていきたいと思います。

 よろしくお願いします。

※『細胞神曲CoE』至高天到達済み、及び『磯井実光の記録』一応ざざっと完走済み。ネタバレ配慮一切なしです。

 

 では、『細胞神曲』リンク集です。

zaturon.hatenablog.jp

 ここに書いてあることは個人的な妄想です。

 ただの妄想です。妄想です!

 大事なことなので3回ゲフンゲフン!

 ということで改めてよろしくお願いします。

 

 今回、『細胞神曲』CoEにおけるちょっとした個人的な確認をしていこうと思う。

 たいして面白みもないかもしれない。暇つぶし程度になれば幸いである。

 以前の記事にて、「本来あるはずのものが、削られていっているのではないか」と書いたと思う。

 また、阿藤春樹なら、至高天一直線のはずだ、とも。

 本来なら至高天ルートを問題なく突っ走れるだけの実力を持っている阿藤春樹が、それをできないように必要な何かを徐々に削られていっている状態にある。それを、とりあえず自分なりに確認していこうと思っているわけである。

アカシックレコード」なんてものはない、という、『細胞神曲』における一つの定義にあえて疑問を呈してみる妄想だが、今回それに関係ないように見えるかもしれない。個人的にはあるつもりではあるのだが、まあそんなことはどうでもいいと思われる。

 まず、至高天から「何か」が削られた結果がSであるが、ここで削られたのは何か、結果どうなったか。

 Sルートにおいて、磯井麗慈は死亡する。何故か。オリジン継承を為さなかったためである。何故為さなかったのか。

 さて、話が至高天に戻るが、至高天ルートに入ったとプレイヤーが確認できる直後に、阿藤春樹は「光の輪を見た」というわけである。これはフラグが立ったから見たのではない。もともと問題なくオリジン継承を為すはずだったのを、何らかの邪魔が入り、その意思を持てない状態にされた、と考える。至高天の光の輪はそのロックが解除されたことの一つの表現である。つまりSではオリジン継承の意思がロックされた状態だと考える。

 次いでA。ここでは、扉の先に行くことがない。なぜか。一つの要因として、薔薇の間の廊下にて、磯井晴己の時の記憶を思い出さなかったからではないだろうか。Sルートでは問題なく思い出していた。そして初鳥創に対して「久しぶり」と口にしている。しかし、Aでは「はじめまして」である。思い出したか否かは、当人の行動にとてつもなく影響する。過去に悩んだ末、行動を決めることもある。そのきっかけを、Aでは潰されているといえる。

 「自分は誰か、何か」という普遍的で根源的な問いに対する答えも、Sの扉の先にあった様々な声を聞くことがないため、彼なりの確認と納得ができない状態であり、そのまま脱出してしまっている。結果的に「何も終わらなかった」と解釈していい、のかもしれない。

 また、レポートが回収されていない状態でもある。とある資料を見た際入手できるはずの資料が、このルートでは入手不可となっている。同じように資料を見ているのにもかかわらず、である。これは「普通」に考えると、明らかにおかしい。なぜその場所からレポートは消えた?

 他、Aに「なってしまう」条件として、阿藤春樹ならぬ行動をとっているという条件がある。一つ例を挙げよう。

 蛇淵陽。彼は会話内容によっては、阿藤春樹の過去に関わる重要な手掛かりをくれる。そのきっかけは、柳仁奈との会話で、どのように切り出したかによる。柳仁奈に対してどのように接したか、それが今後に影響する。が、考えてほしい。阿藤春樹が明らかに現在の柳仁奈に対して言ってはいけない言葉を、いや、基本的に言うべきではない言葉をかけるだろうか? どのような言葉をかけるのか、どんな対応が適切か、それを考えた場合、むしろ他の選択肢の言動はあり得ないと考えられる。

 言うなれば、本来取らない筈の行動をとらされるような何かをされている、という風に考えることもまた、出来るというわけだ。

 どのように行動するかはプレイヤー次第なのでルートごとの「阿藤春樹ならぬ行動」にはかなり差異があると思われるが、これは上記したようにあくまでも一つの例であることを断っておく。

 さて、ここから一気にあらゆる状態が悪化するBである。

 Bにおいて為されなかったこと。信濃栄治の救出である。つまり、脱出口を見つけた後、旧研究棟に戻らない。そのまま脱出を試みる。結果、信濃栄治に攻撃される。

 信濃栄治を救出する意思を持つためには、ゲームでいうところの推理パートを発生させなければならない。そして、最後まで余計なことを考えずにしっかりを意志を持って続けなければならない。阿藤春樹が、己自身のことも、受け入れなければならない。それを拒否した場合、彼は信濃栄治救出も諦めてしまう。

 また、状況にもよるが、このあたりから首のないネズミを見ることもなくなる。それまでは問題なく首のないネズミを見ることになるはずが、これ以降見ることがなくなるのである。よって、初鳥創の記憶を通して過去を見ることもなく、己を顧みる意思を持つきっかけも持てなくなる。

 特定の資料もまた消える。写真を見て、とある人物を確認して、阿藤春樹はそれを母だと認識する。これもまた、阿藤春樹が己自身に対する疑問を抱き、かつそれを確認しなければと考えるきっかけである。それもまた、消えている。

 このルートの場合、嘉納扇イベントを発生させると、A、Sのような阿藤春樹の思考の切れがものの見事に消されている。嘉納扇は失意のまま自害する。これは、おかしい。

 阿藤春樹は阿藤春樹以外の何物でもない。つまり、あの状況における思考速度及び精度が早々変わるわけもないはずである。なのに、なぜああも変わるというのか。

 このあたりのルートによる阿藤春樹の会話内容の変化は以前の記事にも書いてあるが、やはり色々と論外である。

 どうやらこのあたりから思考に関しても何らかの阻害要素が入ってきていると考えるべきであるようだ。物理的なものが消され、きっかけを潰されるより悪質となっている。いや、AとSの阿藤春樹と磯井麗慈との会話を考えるに、その時点でも思考阻害は行われていたと考えるべきであったかもしれない。少々順番が変わってしまい失礼した。だが、おそらくBくらいから確実に思考行動に対する阻害要素は増している。

 さて、Cである。この辺りから仲間の死亡が磯井麗慈だけでは済まなくなってくる。

 倉知輝美。彼の救出失敗が一つの決め手となるルートである。そして、熊崎親子も死亡する。

 さて、この場面、彼の救出に際してプレイヤーは一つの行動を迫られるが、それが間に合わなければ倉知輝美は死亡する。この場面、少々勘違いしがちであるが、一つ確認しておかなければならないことがある。

 「プレイヤーがボタンを押したから阿藤春樹は能力を使った」わけではない、ということだ。もともと使おうとしていたところを阻害されてしまい、救えなかったのだ。ボタンを押して阿藤春樹が能力を使うというのは、「使えない状況にある阿藤春樹に対するその状況の解消」である。あの時のプレイヤーの行動は、阿藤春樹の行動のきっかけとなったわけでなく、阻害要素の除去を行ったのだと考える。

 話がずれて申し訳ない。続けさせていただく。

 続いてD。ここでは倉知輝美だけでなく柳仁奈も死亡する。しかし、Cで死んでしまっていた熊崎親子は脱出できる。

 倉知輝美救出の阻害要素に加え、柳仁奈救出に対しても阻害要素が付与されたルートである。あるいは、柳仁奈救出ができなかった場合、倉知輝美の状態から考えて死亡は確定するので、柳仁奈救出に対しての阻害要素付与を考えるべきかもしれない。

 ではE。倉知輝美、柳仁奈、熊崎親子全員が死亡する。

 熊崎花蓮に追いつけないことが条件である。つまり、それに対する阻害要素が付与された状態を考える。具体的には「道を選び間違える」。加えるなら「熊崎花蓮を追いかける意識に対する撹乱」であろうか。

 さて、ものの見事に少しずつ必要な資料や現象を削いでいき、行動思考に関与までされた結果がほとんどの仲間を救えず精神崩壊をきたした状態ともいえるEである。ここまでくると阿藤春樹は「己自身」であることすら放棄する。

 

 さて、ここでさらに確認である。この「阿藤春樹に対する悪意ある阻害」を行った「ナニカ」にとって、重要であるのは何であろうか?

 一つ。阿藤春樹の精神的弱体化、およびそれによる阿藤春樹自身の自我放棄。

 一つ。榎本一恵のレポートの持ち出し禁止。

 さらに加えるならば、磯井麗慈の死亡であろうか。これに関してはどこまで重要なのか私は分からない。阿藤春樹に対する精神攻撃の手段として死亡が必要なのか、磯井麗慈自身に死ななければならない理由があるのか。

 とりあえず駆け足でざっと書いてみた。あくまでも個人的な妄想の一つである。

 くだらない妄想ではあるが、お楽しみいただければ幸いである。

 

 ということで、今回はここで終わります、

 お疲れ様でした~。

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