人生雑論ノート

その日その時なんとなく思ったことを書き散らすだけの、偏屈ド変人の思考垂れ流しブログ。

『MARIKINonline4』主役シグキンの過去をあえてアレコレ考えてみる

 こんばんは~。

 今回はフリーゲーム『MARIKINonline4』について、ちょっと書いてみたいと思います。

 よろしくお願いします~。

※ネタバレ配慮はありません。プレイ済み推奨です。

 

 MARIKINonlineのリンク集はこちら。

zaturon.hatenablog.jp

 

 では、今回もはりきって書きま~す。よろしくお願いします!

 

 数日前、ちょっとこんなツイートをした。妄想なのだけれど。

 あの子がまだ何か隠し事してたらロマンありませんか~?

 ということで、そのあたりを全力で! 妄想していく所存である。ついてこれない人は無理しないでほしい。読む方はあくまでも妄想であることを念頭においてほしい。

 近々追加シナリオもプレイできるようになるようなので、今のうちにアレコレ妄想しておきたいだけである。出来るのは今だけ。

 具体的な妄想対象は、【そもそもシグキンは本当にガパニーズ帝国の虐殺を行ったのか?】である。

「は? あなた過去の記事でそのあたりのことめっちゃ書いてなかったか?」

 そう、その記事に【シグキンがガパニーズの虐殺をしたこと前提で】あれこれ書いてある。

【ゲーム批評祭応募】フリーゲーム『MARIKIN ONLINE4』 - 人生雑論ノート

 単純に視点を変えてみよう、という試みである。

 とはいえ、過去の虐殺場面自体はしっかり用意されているし、プレイヤー操作によってそれがなされることは決定している。服装を見ても、シグキンのように見える。

 ただし、顔が今一つはっきりはしていない。その行為の残忍さを表現する演出の一つであるとは思われるが、プレイヤー操作時は頭に何も被っておらず、イラストではしっかり被っている。この差は気になる。

 シグキンがジェラルディ達を見つけた際、果敢にシグキンに対して体当たりをし、彼らを一時的に逃がしてくれた者がいる。恐らく切身(キリミ)だと思われる。この際、顔を斬りつけはするのだが、殺しはしていないのである。ジェラルディを庇ったジャングル高橋に関しては、斬りつけてすらいない。ジェラルディとの会話で殺す気が失せた、というのはいいとして、その前に切身と高橋の二人を殺さないのはどういうことだろうか? その前のプレイヤー操作時の容赦のなさ、無慈悲さがなくなっているように感じる。

 そもそも、ジェラルディに対してはすぐに切りつけないのも気になるところである。プレイヤー操作時には問答無用、近づいたら即一太刀であっさり殺していたのにもかかわらず、【まるで別人のようである。】

 シグキンがとあるイベントにてみる夢、あそこでは切身の顔を切りつける場面を繰り返していた。シグキンは言う。「なんて夢だ」

 なるほど確かに悪夢だろう。しかし、無辜の民を虐殺した場面を、彼は夢に見たのか見ていないのか。

 ラストバトル後、ジェラルディを殺したことに対して「俺が殺した」とショックを受けている様子であるが、まるで初めて人を殺したかのような反応のように思えた。過去の虐殺を悔い、その上で、さらに罪を犯してしまった、というものとは違うように感じたのだが……これは私だけかもしれない。

 さて、他にも少し書いてみよう。MARIKINonline4作中において、シグキンとバチキンの帝国でのかつての悪行を、あまり聞いていない気がする。ガパニーズを滅ぼした者はまだどこかにいる、ということは聞けるが、では、他の町を滅ぼしたことは?

 沼たちが世界中に散って復興のために動いていたらしいが、どの町でどの程度の被害があって、実際にかつての帝国によって殺された人々はどの程度いるのだろうか?

「残りの町も言われた通りにしておいた」

 シグキンがバチキンからの命を受け、何らかの行動を行ったらしいが、具体的に何であろうか? 単純に考えるなら、「言われた通りに残りの町も滅ぼした」だろう。さて、シグキンはその時に一体何人殺したのか殺さなかったのか。

 町を破壊する、住んでいる人々を殺す。少なくとも、MARIKINonline4においては復興作業に5年ほどかかっているようなので、家などの建物についてはかなり破壊していた可能性が高い。しかし、人死にに関してはどの程度なのだろう?

 私が単純にうっかり見落としてしまっただけ。それならば別に問題はない。うっかりにもほどがあるが、それで話は終わるわけである。

 さて、一応うっかり見落とした線はとりあえず置いておいて、話を進めよう。単純にうっかりであると分かっている人はこの先を読む必要がないかもしれない。

 過去について語ったのは、あくまでもシグキン本人である。もう一人、恐らく同じ目線で語ることができる者がいるが、そちらからの話はほとんど、いや、一切と言っていいほどなかった。

 実際に己が手を下していなくても、命じた事実はあるはずである。そもそも、きっかけとなるロボットの襲撃を行わせたのは、誰だったか。さらに言うならば、何故それを行ったか。しかも相手はあっさりとロボットを返り討ちにしたようである。

 さらに書こう。記憶を取り戻す前にガパニーズに向かうと、シグキンは「俺には関係ない」と言う。その横で1名、無言でショックを受けている者がいる。このイベント、【ガパニーズ虐殺】を知ってから見ると怒りに燃えるところではあるが、見方を変えると、実際にシグキン自身が行ったことではないからこそ、「関係ない」という言葉が自然と出てきたのかもしれない、などという妄想もできるのである。

(アップデート前に見たイベントなので、現在でも残っているのか不明。確かめておりません。ご了承願います。)

 MARIKINonline4はシグキンともう一人のダブル主人公である。しかし、ジェラルディとのラストバトルまでの話を見ると、中心にいるのはあくまでもシグキンなのである。もう一人は、中心にいるとはあまり言えない状態であるように、個人的には思える。

 さらに言うと、ラストバトルが終わってからも結局物語は続いている。いったん終わり、MARIKINonline5として新たな物語になるのではない。追加シナリオはあくまでもMARIKINonline4なのである。

 MARIKINonline4は、まだまだ終わってなどいないのだ。

 ジェラルディの、ラストバトル直前の豹変。目が真っ赤になり、「全てを滅ぼす!」と言い放ち、文字通りの行動を起こそうと暴走する場面。彼の豹変の原因は、そもそもなんであろうか?

「人は簡単に豹変する」

 その通りなのだが、あの豹変にはもっと明確な理由がある可能性はないだろうか? シグキンがそれを知っている可能性はないだろうか? ジェラルディにカタストロフィやヴァニタスの資料を渡したのは、シグキンである。

 私個人の意見なのだが、シグキンは基本的に頭が回る。学問的な知識はさほどない、のかもしれない。少なくとも専門知識は他の者たちが担当する。だが、学問、専門知識などとは関係なく、今何をすべきかといったことや、相手の話の内容の分析など、MARIKINonline4においては実はかなりの頭の回転を見せている。

 何が言いたいのかと言うと、シグキンは人を騙すのもうまい、ということである。

 仮に、シグキンが【ガパニーズ虐殺】を実際に行ったのではない場合、誰かを庇っている可能性が出てくる。また、ジェラルディ豹変の理由を知っているのだとすれば、彼はジェラルディ諸共死ぬことで、全てを自分一人で処理し闇に葬ろうとした、と考える、というか妄想することも可能である。

 結局全ては妄想である。妄想なので安心してほしい。

 

 ということで、今回はこれで終わりです。

 お疲れ様でした!

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