人生雑論ノート

その日その時なんとなく思ったことを書き散らすだけの、偏屈ド変人の思考垂れ流しブログ。

『細胞神曲』におけるとある妄想 その4

 こんばんは。

 

『細胞神曲』の妄想4つ目語っていきたいと思います。

 よろしくお願いします。

※『細胞神曲CoE』至高天一応到達済み、及び『磯井実光の記録』一応ざざっと完走済み。未プレイの方へのネタバレ配慮一切なしです。

  『細胞神曲』他の妄想へのリンクです。

zaturon.hatenablog.jp

 以前の記事読んでくださっている方はいい加減「至高点だろ」と思っていらっしゃるかな? などと思いつつ、まあいいかな、とも思っていたりします。

 また、製作者様のネタバレツイートに関しては、現時点でまったく頭がついていかず脳みそパーン! しそうなので怖くて「見たいです」と素直に申請できないチキンです。私の情報処理能力の低さを甘く見ないでいただきたい。

 そんないい加減な人の記事なので、テキトーに流し読んでください。私としてはちょっとでも楽しんでいただければ幸いです。

 

 ということで、今回はとある大学生について、少し書いてみたいと思う。

 相場伊吹。『細胞神曲』CoEにおける一種の清涼飲料水のような人物である。個人的にいろいろ助かったのだが、私はそれこそ性格が非常にアレなので、チョイっとツッコミを入れてみる。ぶっちゃけ、基本スタイルが「とりあえずツッコミ入れよう」であるので、ツッコミを入れるだけである。今回今まで以上に内容はないので、それこそ気軽にツッコミを入れながらお読みいただく程度でいいと思われる。

 ということでファーストツッコミ。

「なんで君のおまじない浸食率まで下がるんですかねえ?」

 浸食率20が0になるのは凄すぎるのではないだろうか? 精神が回復するのはよく分かるのだが、浸食率20も下がるというのはとてつもないことだと思う。もしかしたらもっと下がるのだろうか? そこに関しては見ていないので何も言えることはない。

 というか、浸食率が下がるということがどういうことか、正直な話私は全く理解できていないのだが、精神が落ち着いたら浸食率も下がるという理解でいいのだろうか?

 恐らく今これを読まれている方々は「お前バカだろ」とお考えだと思われる。それは事実なのでいいとして、相場伊吹のおまじないの効果が凄すぎると、あえて考える方向でとりあえずいってみることにする。

 なんだかんだで相場伊吹、CoEの中ではかなり特殊のように見受けられる。

 8章の扉の向こう側の話なのだが、そこで阿藤春樹は、自分の内面にいる様々な人物たちと対面する。その中で明らかに相場伊吹は異質のように見受けられた。

 そこにいる彼らは基本的に己自身のことを、阿藤春樹が内面化した阿藤春樹が考える彼ら自身のことを語る。だが相場伊吹だけは違う。

「ありがとう、解ってくれてうれしい。
あとは阿藤殿。これがすべて無関係な幻ではなく、また俺達「そのもの」ではないことを受け止めるだけだ。
その意味も、解ってくれるか?」

 こんな感じのことを言っていたような、気がする。たぶん。

 阿藤春樹に対するこの状況における注意を発する相場伊吹。己自身の内面に関して語らない彼。だからどうした? と言われても何も言えることはないが、だがこれは、やはり異質に見えないだろうか?

 無論、阿藤春樹自身がこの状況を自覚しているがゆえに、いままで「そういった役割」をしてくれた彼がこの言葉を発することになった、というだけかもしれない。

 他にも、特に大したことではないのだが、相場伊吹は至高天研究所の誰かと顔をあわせることがほぼない人物でもある。ほんの一瞬、榎本のあと一応接触はするものの、乱戦状態で個々人の区別や認識ができる状況ではなかっただろう。そもそも、相場伊吹は本人曰く、気分が悪くなり手洗いに行っており、結果としてみなとはぐれてしまって途方に暮れていた、ということらしいのだが、つまり榎本のあと直接対面することを見事に避けているということでもある。

 「元信者の熊崎理久とはしっかり作中であっているじゃないか」というツッコミも来ると思うが、彼は信者だった期間がさほど長いとは思えないので、知らないことが多そう、とは思う。少なくとも旧研究棟のことは知らない立場ではあったようだ、とだけは言える。無論これも、「だからどうした?」なのだが。

 とはいえ、榎本のあとの直接対決がないということは、相場伊吹が榎本のあの精神干渉を受けた際に何が見えるかのヒントすらない状況でもあるので、案外注目すべきことかもしれない。阿藤春樹及びプレイヤーは、相場伊吹自身のことをほぼ知らないままなのだ。

 そもそも最初、彼は「閉じ込められた上に、怪我をしてしまって動けなかった」と言っている。が、それに対しては「本当に?」というツッコミを入れることは可能である。それを言っているのは彼自身のみだ。相場伊吹は阿藤春樹に対して、客観的な立場から見て「怪しい」と言っているが、それは「怪しい」と口にした相場伊吹自身にも言えることである。彼が阿藤春樹に対して言ったことは、基本的に彼自身にも当てはまるのだ。「ウソを言っていた場合、すべてが覆る」のは阿藤春樹だけでなく相場伊吹もなのである。

 あと、何気に相場伊吹は一定以下のルートにおいて重要な役を担っている。阿藤春樹を逃がす、という重要な役割である。B以下の場合、必ず彼が阿藤春樹を至高天研究所から逃がすのである。A以上の場合相場伊吹は先に脱出するため、AとSにおいては信濃栄治が阿藤春樹を逃がしている。

 ちなみにこの妄想記事においては、至高天ルートから「本来あるはずのものが削られていって」おり、その結果がEという立場にあえて立ってみている。そこから考えると、SAにおいて阿藤春樹を逃がす役割を果たす信濃栄治がB以下ではむしろ襲い掛かってくるため、阿藤春樹を逃がす代わりの人員として相場伊吹があてがわれた、と見るのもあるいは有りかもしれないし、まったく違うかもしれない。

 とりあえず言えることは、相場伊吹は必ず生き残る、ということである。

 また、必ず生き残って一定以下のルートでは阿藤春樹を逃がすという、阿藤春樹にとって頼りになる、場合によってはまさに命綱である以外に、情報提供においても圧倒的な存在感を発揮している。読書スピードがのろまな私からすると、

「調べ物のスピードと質もすごすぎないか?」

 と言いたくなる。よくもまあ、あれだけの調べ物をたった一人で、あの程度の時間でこなせるものだと言いたい。というか、磯井麗慈に隠し部屋に連れていかれてから阿藤春樹と再会するまでの時間はどの程度だったのだろうか? しかも眠っていた時間もそれなりにあったようだが、彼は本当にどの程度調べ物に時間を割き、情報を整理したのだろうか。無論単純に私の情報処理能力が低すぎるためありえないように見えるだけで、優秀な人はやってしまえるのかもしれないが。

 なんというか、相場伊吹は阿藤春樹にとって、あまりにも都合がよすぎる存在のように思える。相場伊吹が様々な情報をくれたからこそ昔の記憶を取り戻すきっかけを得られたのであり、彼がいなければどうあがいてもハッピーエンドにはたどり着けない。信濃栄治を救えるか否かに関しては、阿藤春樹は自力で情報を集め、助けられるという結論に達することができる。だが至高天研究所の過去に関しては、その余裕がない。能力がないのではなく、それに時間を割いている場合ではないのだ。だから別の誰かに調べてもらい、かつ本当に必要な情報を的確に教えてもらう必要がある。

 

 そういえば、これこそバカなと思うようなことではあるが、阿藤春樹は相場伊吹に対し「巻き込まれただけの普通の人間」と言っていたような気もするが、それは本当だろうか? 誰がそれを証明したのだろうか?

 相場伊吹は猫を飼っていたと思われるが、旧研究棟にとある資料が置いてあったように思う。それは、推理パートに必須の資料だったような気がする。

「私はあらゆる再生を実感して尚、愛猫に爪で引っかかれた傷がどうやっても治らず残るのだ。」

 猫のことが書いてあるからと言って関係があるなどとは全く言えないが、なんとなく気になったので一応載せてはおく。実際、何の関係もないのだろうけど。

 結局よく分からない。相場伊吹とは「何」だろう?

 相場伊吹は阿藤春樹に「お前を信じる」と言ってくれる。

 阿藤春樹にとって致命傷にもなりうる浸食率を低下させ、また精神安定も為してくれる。

 必要な情報を的確に提供してくれる。

 必ず生き残ってくれる。

 状況によっては阿藤春樹を逃がしてくれる。

 なんというか、まるで阿藤春樹のためにこそ存在するようにすら錯覚してしまう人物である。そもそも地下の研究所から逃げる際も、間接的にではあるが彼が助けてくれているような部分もある。

 彼が本当に「そう」であるなら、ではあるが。

  

 というわけで今回の妄想はここまでです。

 お疲れ様でした~。

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