人生雑論ノート

その日その時なんとなく思ったことを書き散らすだけの、偏屈ド変人の思考垂れ流しブログ。

ただ目の前の仕事をやり続けると、赤字が増大する?

 こんばんわ。

 今回はゲス人事思考にて、チョチョイと書いていきますよ。

 目の前の仕事を減らした方がよいと判断した方が結果手によい場合もあるのではないか? という個人的な思考です。

 

  以前テレビで見たことがあるのですが、とある木材で作る家具か何かの会社の話です。

 赤字になってしまっていて、どう再建するか、何が悪いのかということを考えていました。

 そこでは何人もの職人の方を雇っていましたが、会社再建の助っ人の方は、こうおっしゃっていた気がします。

「職人が会社をダメにする!」

 言葉とかはだいぶ違うはずですが、ようするに職人の方々が自分の仕事をひたすらし続けることにより、赤字が増えていくのだと怒っていました。

 職人の方々にしてみれば、自分たちの仕事を日々やっているだけです。しかし、職人の方々の仕事のためにはまず木材が必要です。木材はタダでは手に入りません。買い付けるには費用が掛かります。

 また、作ったものは売らないとお金になりません。売られずに会社の倉庫などに作ったもの、商品が積みあがっていき、在庫が増えます。売れない在庫は一応会社においては「資産」扱いされるようです。

 貸借対照表において「資産」扱いされると、

「お、金あるじゃん。ダイジョーブ! 余裕!」

 となってしまうっぽいですが、この「商品」、売れたら初めてお金になります。それまではあくまでも「在庫」でしかないことになります。

 この会社では職人さんが毎日せっせと自分の職務を果たすべく「商品」を作り続けていてくれたものの、そのために木材を購入せねばならず「現金」は減っていき、その「現金」を補充するためには「商品」が売れてくれないといけない。

 しかし、あまり「商品」が売れなくなっていってしまっているため「現金」が会社の懐に入ってこず、少ない「現金」は材料費に消えていく。

 

 この場合、やらないといけないのは「商品を売る」ことであり、「商品を作る」ではないわけですね。

 「商品」は売れなければお金にならず、「材料費」「人件費」ほかその他もろもろの費用が掛かるようです。

 職人さんたちの頑張りによって、結果的に会社が立ち行かなくなってしまう!

 職人さんに悪気はないのですが、この会社が倒産してしまう瀬戸際においては、「待ってお願い今作らないで!」と悲鳴を上げてしまうことでしょう。

 会社再建の助っ人の方は、会社において何が問題でどう考えなければならないかを説明していましたが、最初はどうも反発があった模様ですね。

 自分の仕事を取り上げる気か! と思ってしまうようです。

 でも、それで会社がつぶれたらどうするか、自分のやりたいことをやり続けて、会社の経営を圧迫してそれでいいのかという話なんでしょうね。

 職人の方々はその後、ご自分でご判断され、様々な工夫を凝らしていくようになっておられました。

 

 上記の話、はっきり申し上げまして記憶があいまいでして、いろいろ話が混ざってしまっているのは確実です。

 でも考えるに、「目の前の自分の仕事をただやり続けていく」だけでは危ない場合もある、という話の複合のように思います。

 

 ただ「自分の仕事」を行う、ほかのことなど気にしない、というスタイルがどれほど当たり前なのか否かについては私はよくわかりません。

 しかし、現在の私が務めさせていただいている会社においては結構当たり前に行われているようですね。

 仕事量が明らかにキャパシティオーバーになってしまっているのに新規の仕事をとってくるというのが、これっぽい気がします。

 でもだれも「新規の仕事とってこないで!」と言わないし、上層部も指示しておりませんので、このままこの流れが続くのだろうと思います。

 営業の方の仕事はあくまでも「新規の仕事をとってくること」であり、それが「自分の仕事」であるがゆえにその職務を遂行するのでしょう。でも現場は仕事量が多くなっていき、人手が足りなくなって悲鳴を上げ、余裕もなくなり正規非正規どっちもひたすらに採用していくことになります。

 しかし仕事量に忙殺された職場においては落ち着いて新人の教育に時間がさけず、定着率は下がり、ダメな方向に人の回転率が上がっていきます。

 余裕のない現場においてはできない人、分からない人に対するあたりは強くなり、人格否定の言葉すら平気で飛び交うこととなります。そして人は辞めていくことになるのですね。

 

 人的資材という観点においては「人事」の仕事ですが、「仕事の回転」「仕事の許容量」「仕事の質」などといったことは基本的にノータッチの状態です。

 しかし、人的資材の問題はほかの問題から波及してくることであり、

「なぜ人が辞めるのか」

「なぜ定着しないのか」

「新しく入ってきた人ほど辞めていくのはなぜなのか」

 といったことに気を配るには、そこだけ見ていては分からないのではないかな、と思います。

 「人事」は「経営」の重要な部分を担っていることは確実ですが、「関係ないのでは?」と考えられているかもしれない分野が大いに関連してくるのではないでしょうか?

 

 平たく言いますと、「いかに人をうまく使うか」が会社経営においては最重要部分です。商品作るのも売るのも人なんで。

 ヒトという「労働商品」仕入れるのもタダじゃないし、「労働商品」がうまく機能していないのは放置しちゃいかんでしょ、という話。

 

「あれ? そんな話だったっけ?」

 そんな話です。きっぱり言い切ります。ええ、言い切りますよ?

 つまり「ヒト」が大事であるということです。

 仕入れとか加工とか販売とか全部ヒト、つまり「労働商品」が行います。しかしキャパオーバーを起こされてもこまります。他との連携考えずにひたすら目の前の仕事続けられてもうまくいきませんからね。

 

 ちなみに私自身「労働商品」であることは明確ですよ? 会社の歯車の一つであるはずですので。

 ようするに、赤字増大させるのも、再建するのも、職場環境を悪化させるのもよくするのも、「労働商品」自身であるということです。

 ヒト、大事。

 

 などと軽くしめたところで、終わっちゃいましょう。

 それでは皆様、おやすみなさ~い。