人生雑論ノート

その日その時なんとなく思ったことを書き散らすだけの、偏屈ド変人の思考垂れ流しブログ。

とある人事のゲス思考

 こんばんわ。

 人事をやっていると思うことがあります。

 「ヒト」って、とてつもなく良い「商品」なのだな、と。

 zaturon.hatenablog.jp

  このような記事も書かせていただきましたが、それでも書く。

 ゲス思考です。ゲス全開でいきます。

 よろしくお願いしまーす。

 

  昔から「ヒト」って「売買」されてきましたよね。奴隷商人って結構もうかる商売だったんじゃないでしょうか。

 「ヒト」を使った商売って、現代日本でもありますよね。

 ズバリ、「派遣」「人材紹介」「就職率の高い各種学校」などなど。

 「転職エージェント」とか、転職したい人が勝手に登録しに来てくれるんですよ。

 「人がイネー! ヒトクレー!」って言ってる企業にその人紹介して、就職してくれれば「はい、紹介料いただきまーす」って、お金もらえるわけですな。

 

 「求人サイト」は「ヒト」そのものを商品にはしていないけど、「ヒトが欲しい」という企業の「欲望」をあてにしてる商売であり、よく似てはいると思います。

 「サイト」の場合、「求人広告」を出している期間、掲載順、目立ち具合などに金を払うため、誰も雇えなくても一定額確定している商売です。

 

 無論「エージェント」も「サイト」も、雇えなかったら文句は来ます。クレームとしか言いようのない内容のことすら言われます。

 でも、紹介した人が辞めたこと自体は、「エージェント」やら「サイト」やらには関係ない話です。懐は痛まないから。「信用」は痛む場合もありますけど。

 「お前は二度とつかわん!」と言われたとして、ほかにも客はいるし需要は多いわけで、相手がいわゆる「弱小企業」である場合「ドーゾお好きに」が本音でしょう。

 相手が名のある企業である場合は考えるでしょうが、そこいらの小さなお店が二度と使わなくなったとしても、大した売り上げ減にすらならないわけです。

 そもそも大きい企業の方が、新たに「ヒト」を入れる余地ができやすいです。元が少人数ほど「今」も「先」も儲けは少ない。

 年収が多い人、スキルが高い人を紹介した方が一度に入ってくるMoneyは多くなり、それがこの先も期待できるならそっち優先するわけです。

 だから小さなお店が不満言ってもどうってことはないし、二度とと使わないからと気にする必要もないわけです。

 むしろ、「すぐ辞めるのはこちらのせいではない」と、「紹介側」は言いたいこと間違いないでしょう。彼らはあくまでも「紹介業」であって、紹介した時点で仕事終わってます。あとは細かい調整して、お金払って終わりです。

 

 むろん、「エージェント」や「サイト」にも弱小はいるわけで、彼らは必死に自分たちを使ってくれる人を探し回っているわけです。しかし、あくまでも「紹介」や「広告」が仕事内容ですので、うまくいけば儲かりやすくはあります。

 「ヒトの需要」は終わらない。「ヒト」は「ヒト」を欲しがる。最終的に富を生むのは「ヒト」だから。

 肉体労働でも頭脳労働でも芸術でも、どんなに技術が発展しても自動化できても、最終的に「ヒト」の手はいるわけです。

 

 「ヒト」のいいところは「商品」を自分で「メンテナンス」してくれるところです。

 自分の最終的な面倒は自分で見ます。自分でご飯の用意して寝て、病気になったら自分で病院行ってくれます。自分の金で。

 雇い主側が給料として渡したお金で。

 「商品」の自分の金は、イコール、給料。渡した給料で自分をメンテナンスしてくれる、自動メンテナンス機能搭載した、現時点でこれ以上ない優良商品なのが「ヒト」。

 機械は自分で自分をメンテナンスしきれません。「ヒト」なら、

「今日は調子悪いなあ。風邪かな?」

 と、自分の調子をある程度自律的にキャッチして対処してくれます。

 

 しかし、精神的に具合が悪くなると、自動メンテナンス機能は機能停止します。自分の調子が悪いことに気が付きにくくなるのです。

 個人的にブラック企業の非効率的な部分はここにあると思います。せっかくの自動メンテナンス機能をつぶしてしまっている。

 この機能残したままだと便利なんですよ。どんな高性能機械でもできないことをできるのですから。その機械を買ったり整備したしする費用以下のお値段で。

 また「ヒト」は、その仕事に関するプログラムなどを組む必要がないです。プログラム組む方のお給料っていくらですか? かなり高いですよね?

 そうでない方の場合、お給料は安い、つまり費用が抑えられるわけです。教育費はいかほどか? ということですね。

 

 仕事に必要な教育を受けられる「学校」は多くありますね。専門的な技能を身に着けさせ、そこから「その技能持ってるヒトほしいよー」と声がかかったところに「売る」。

 一人の教育費が「5」であり、「紹介料」が「10」であるなら儲けは「5」です。

 しかもそのような学校は「商品」自らがお金を払って「商品価値」を高めてくれるわけです。「商品」からも儲けられる。儲けやすい商売かもしれませんね。

 ちなみにプログラマーの方って、日々進歩していく技術についていくためにそれなりの費用がいる気がしますので、その分給料が高いのかな?

 「商品」が自ら技術や知識を得て「価値維持」「価値向上」を「自発的」にしてくれるあたりも「ヒト」の魅力の一つかもしれませんね。

 

 「転職エージェント」の場合、教育を受けてもらうようなことはしないで、「今できる仕事」「経験」などから「こんなヒトいるんですけど、いかがっすか?」と「売れ」ばOK。「商品」が「自発的」に来てくれるのもおいしい部分。

 自分の会社選んでくれるように宣伝は必須ですが、名前が売れればそれも抑えることも可能。実績が伴えば「商品」も「客」も勝手に来てくれる。

 「商品」が自ら飛び込んできてくれる商売って、そう考えると素晴らしいのですよ。

 

 

 上司がいつもイライラと、

「お前のところが紹介した奴はすぐ辞める! もっといいやつ紹介しろ!」

「そっちでちゃんとヒアリングしろ! ミスマッチが多すぎる!」

「それがお前の仕事だろ! はやくしろ!」

 という怒号を「紹介業」の人相手にぶつけているのを見て、ふと考えたことでした。

 だって、文句言いまくるくせにそことの取引自体はやめませんし。文句は言いつつも紹介してくれるように言って、お金も払ってます。

 相手が気の毒にもなりますけどね。たぶん、屁とも思ってないでしょうけど。

 

 私も「安い」メンテナンス料で雇われてる「労働商品」です。でも信念持って働いてるのですよ。

 あらイヤだ。バカバカしくなってきてしまったわ。

 では、私闘争いたします。間違えた、逃走いたします。

 さようなら~。